【ステップ9】輸入予定の「資本財」情報の入力
EPCGオンライン申請手続きの中でも、ここが最も重要な入力画面です。このセクションでは、EPCGスキームを活用して輸入(または国内調達)を予定している資本財・機械の詳細を登録します。

輸入予定の資本財について、以下の情報を入力してください:

  • 品目名

  • 技術仕様(Technical Specification)

  • 数量(Quantity)

  • 正確な単位(UOM)を選択

  • 節税額(Duty Saved Value)をインドルピーで入力

  • CIF価格を外貨ベースで入力

  • 輸入元の国名

  • ドロップダウンからCGの種類(機械のタイプ)を選択

入力が完了したら、「Add(追加)」ボタンをクリックして更新してください。

※ここに記載する内容は、発注書(Purchase Order)と完全に一致している必要があります。不一致があると、関税免除での通関手続きに支障をきたす可能性があります。

なお、ここで記載した「Duty Saved Value(節税額)」は、自動的にメイン画面に反映されます。

【ステップ10】書類のオンラインアップロード
メイン画面の「Upload Documents(書類のアップロード)」タブをクリックすると、以下のような画面が表示されます。

インド政府のデジタル化施策により、書類のアップロードは義務化されています。ここでは、以下の署名済み書類をアップロードしてください:

  • CA証明書(附属書5B)

  • CE証明書/ネクサス証明書(附属書5A)

これらの証明書の内容については、別途詳細をご確認いただけます。

このステップまでで、EPCGライセンスのオンライン申請に必要な情報の入力と書類のアップロードがすべて完了しました。あとは、残りの2ステップを経て、正式に申請が提出されます。

【ステップ11】オンラインでの支払い
政府規定の申請料(Duty Saved Valueの0.1%)を、指定の支払方法で納付します。
※この手数料を支払わない場合、EPCGライセンスの申請は受理されませんのでご注意ください。

支払い情報を入力し、「Submit(送信)」ボタンをクリックすると、支払い確認画面に遷移します。ここで、入力内容および支払金額を確認後、「Proceed(進む)」をクリックすると決済画面へ移動しますので、手続きを完了してください。

【ステップ12】申請の提出
申請書を所轄のDGFTオフィスにオンラインで提出します。

以上で、EPCGライセンスのオンライン申請手続きはすべて完了です。提出後は、担当のDGFTオフィスへ連絡し、ファイルの進捗状況をご確認ください。

EPCGライセンスのオンライン申請手順について、ご理解いただけたかと思います。

【EPCGスキーム利用事業者が行うべきコンプライアンス事項】
EPCGスキームを利用する場合、以下のような継続的なコンプライアンス対応が求められます。未対応または遅延がある場合は、罰則の対象となることがありますのでご注意ください。

  1. 年次報告書の提出(海外からの資本財輸入実績をDGFTへ報告)

  2. 関税免除対象資本財の輸入から6ヶ月以内に、CE(公認技術者)による設置証明書の提出

  3. 輸出達成後のEODCレター発行/EPCGライセンスの償還処理(Redemption)

これらの手続きも、Gold Wright Consultants Private Limitedがしっかりとサポートいたしますので、安心してご相談ください。