Gold Wright Consultants Private Limited

秘書監査と会社秘書業務

Secretarial Audit & Company Secretary In Practice

秘書監査(シークレットリアル・オーディット)は、2013年会社法第204条および2014年「経営幹部の任命および報酬に関する規則」に基づき、インド企業省(MCA)によって導入された制度です。

この監査は、独立した実務家である会社秘書(Company Secretary)が、企業に適用されるさまざまな法律や規制、ルール、手続きの遵守状況、帳簿・記録の整備状況などを客観的に確認・検証するプロセスです。

秘書監査の目的は、企業が必要な法令遵守をタイムリーに実施できているかをチェックし、うっかり見落としがちな不備や違反の未然防止につなげることにあります。企業が安定したガバナンス体制を維持し、コンプライアンスリスクを最小限に抑えるうえで、非常に有効な手段と言えるでしょう。

実務に従事する会社秘書(Company Secretary)は、上場・非上場を問わず、企業に関連する各種法令や手続き、実務運用に精通した専門家です。インド会社秘書協会(ICSI)のカリキュラムで培われた高度な知識を活かし、秘書監査を適切に実施するスキルを備えています。

会社法2013年 第204条第1項によると、秘書監査は、インド会社秘書協会(ICSI)の正会員で「実務証明書(Certificate of Practice:PCS)」を保有している者が実施し、監査報告書は所定の様式「MR-3」で提出することが義務付けられています。

■ 適用対象企業(会社法 第204条に基づく)

秘書監査が義務付けられるのは、以下のような企業です:

  • 上場企業(すべて)

  • 資本額や売上高等、一定基準を超える非上場の公開会社

  • 特定の条件を満たす私企業(Private Company)※政府が指定する場合

秘書監査報告書は、2014年制定の「経営幹部の任命および報酬に関する規則」第9条第2項に基づき、所定の「MR-3フォーム」で作成・提出する必要があります。

Gold Wright Consultants Private Limitedでは、各種企業の監査ニーズに対応した専門的なサポートを提供しており、法令遵守と内部統制の強化をしっかりとバックアップいたします。

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